[3098] openCanvas4.5 正式版
[3103] Re: openCanvas4.5 正式版
マンガ原稿料ははっきり言って安いですね。
週刊だろうが月刊だろうが、新人賞やなんたら賞を受賞してても、新人扱いならページ1万円がいいとこ。
単行本になって印税が入ってようやく息がつけるはずだったのが、出版不況で初版が1万部もいかないし増刷もなしなんてのは、ホームレス手前でしょう。アシスタントも雇えないで、ストーリー・ネーム切り・編集との攻防全て自分でやるなんて、考えてみても地獄。
週刊だろうが月刊だろうが、新人賞やなんたら賞を受賞してても、新人扱いならページ1万円がいいとこ。
単行本になって印税が入ってようやく息がつけるはずだったのが、出版不況で初版が1万部もいかないし増刷もなしなんてのは、ホームレス手前でしょう。アシスタントも雇えないで、ストーリー・ネーム切り・編集との攻防全て自分でやるなんて、考えてみても地獄。
どんなに有能な漫画家がいても、単純にマンガを描くだけでは済まないというのが現実で、だから新人が育たない、もしくは持続しないと言われて久しいのだけど、それでも夢を抱いて続く人がまだいるからあの業界は維持出来てるのではないかなと思います。もうそろそろ枯渇すると思うけど。
そんな現状を早くから喝破してたのが永島さんかなと。
ただし、そんな業界でも生き残れば大金を手にすることも可能だというのもあの頃から変わらないのですがね。
人生そのものをギャンブルとして楽しむかどうかが分かれ道。(byいとしこいし)
でもって、使ってみた絵ですが、正直かなり手を抜いています。たまたま描いて色を塗ってみました。
構図を考える創作的活動は苦手。ポーズも考えるだけでくらくら。面倒な事は興味がわかないと手を付けない。
要は、自分で面白いなと思えたらもう少し描くんじゃないかと思います。
昔、漫画家さんのところにコピー機のメンテナンスで訪問した事がありますが、「マンガなんて描いても楽しくない、編集とのケンカばかりでタダの仕事」と返ってきてびっくりした事がありました。
私の絵はバストアップの単調な構図の絵が多いけれど、実際問題それ以外は面倒くさいからあまり描きません。
これが、マンガ家で、仕事で生活がかかっているとなると細かく描いてもバストショットでも原稿料や印税が同じだったら、安い原稿料の為にどこまで描けることやら…。
永島慎二の世界を読み始めました。
前にも書いたけれど今現在の貧困を描こうとしたら、隅田川に青テントで生活しているホームレスの人たち、新宿の路上生活者の人たちが思い浮かぶ。
山谷のあしたのジョーの表現では木で出来た橋の下に丹下ボクシングジムがあったけれど、そうした建造物は違法だと今では撤去されてしまった。
情感をかもしだしながら、貧困を描こうにも、今ではあまりにリアルで詩的な貧困の表現は難しくなっているように思う。
永島慎二の世界には、貧困表現とまじめに生きる事をテーマにした作品が収録されていた。
あまりにストレートなのに、じんとくるのはどうしてなのか、永島慎二の描くあの絵が違和感なく受け入れさせているのかも。
そして、帯に「お金儲けがそんなに悪いことですか?」とある本上下巻を購入。
竹熊健太郎 相原コージ(著)「サルでも描けるまんが教室」の愛蔵版が出版直後にすぐ品切れで2刷がやっと流通しはじめました。ひょっとしたらすぐ3刷なんて可能性もあり得そう。
箱入りの本でした。
たけくまメモ
でいつも貴重な情報やネタをタダで読まさせてもらっているので、その返礼の意味合いもあって購入。たけくまメモのAmazonアソシエイトリンクを踏んで購入しました。
この場合、販売手数料が竹熊さんに入るというだけでなく、Amazonでどのくらい「サルまん」が売れたかレポートで分かる訳で、リサーチにもなっているようです。
次回は、眼鏡っ娘になった「荒野の蒸気娘」のアリスあたりを描きそう。
なんだかんだいいながら、大分類「美少女」しか描いていないという。
「美少年」はちょっと別方面にいきそうなので描かないだろうなぁ…(^_^;