あさりよしとおさんの「るくるく」が手塚治虫文化賞にノミネートされました。どうして「るくるく」がという声もちらほらでているようですが、いずれにしても、ノミネートされるだけでも作品の広告効果はかなりなものでしょう。
ファンとしては率直によろこびたいと思います。
受賞は…さすがに宗教ネタを扱っているので無いような気もするのですけれど。
■絵
このニュースにあわせて昨日から瑠玖羽を描こうと考えていたのに手が動かず。とりあえず描いてみたらと思ったのですが、どうもうまく描けないですね。
あともうちょっとリテイクする等すれば多少は…とも思うのですが、私の場合リテイクしているとまったく別な絵になってしまって最初の持ち味すら無くなってしまう事が多いのでそれもまた考え物。
■絵
あさりよしとおさんの「ただいま寄生中」から幸村いづみさん。
水彩境界を出すようにして塗ってみました。かけすぎるとくどくなってしまいますが面白い効果ですね。
タイトルに「やさしい」とついているだけの難しいシリーズなんですが、定番の本ではあるので、買ってから何十年も参考にさせてもらっています。
絵は好きなように描けばいいというは前提だけれど、この手の本で著者がなにひとつ断言できないのも困るような気も。断定的な意見が書いてあっても、読み手が取捨選択すればいいと思う。
例えば表情を描くには解剖学は必須、表情がどのようにつくられているのかを美術解剖学的に知るには3日あればたりるので学ぶべき、笑顔を描くには最初のうちは歯と唇を別々に練習し、自信がついてきたら両方描いてみようとか、なるほどねと思えるものなら歓迎したい。
漫画の絵の場合はあまり関係ない領域の話だけれど、漫画もどのように描いても自由なのだから、こうした技術を応用した表情を描き込んだ漫画があってもいいかもしれないしアニメがあってもいいかも。(すでにあるような気もするけれど。)
問題は、そうしたテキストや図版と格闘しても、絵が崩れている事で、参考書にも解説の最後に「よほど練習しないと描けない」とか書いてあったりで、練習しかないのねと思ったのだった。
絶対可憐チルドレンのアニメ化には賛成だけれど、るくるくをアニメ化したらたぶん毒抜きされるので、微妙…というのと感覚的に似ているかもしれません。
■絵
SAIで、30分ほどで描いてみました。
線を整えたり、選択範囲を使ったり下のレイヤーとクリッピングを使ったり、といった複雑な塗りをする気力も適正もないので、線のレイヤーと、塗りのレイヤーと枠を描いた背景の3枚レイヤーだけ。